長年、着ているセーターがあります。白のタートルネックで20代半ば頃に買いました。かれこれ30年近くになります。
昔はクリーニングに出していましたが、今は自宅の洗濯機でガンガン洗っています。でも毛玉も出来ず形も崩れることがありません。値段は忘れましたが高いものではありません。でも、すごく丈夫なセーターです。素材を確認しようと思ってタグを見たのですが、すでに真っ白になり字は消えていました。毛は入っていないと思います。
年齢問わず着られて、流行にも左右されないシンプルなデザイン。(流行に疎いのですが多分・・。)サラッとした肌触りも気に入っていて未だに着ています。同じようなものがないか探してみてもなく他の色も買っておけばよかったな・・などと思ったりします。
今は手頃な価格のセーターの類を買っても、すぐに毛玉が出来てしまいます。ワンシーズンもたないことも多いです。高価なものは違うのかもしれませんが・・。高価なものを買うことがないので分かりませんが・・。それにしても安価で物持ちのいい不思議なセーター。何だか生涯の伴侶のようです。
このセーターがもっと年月が経ちさすがにくたびれてきても私は簡単には捨てられないかもな・・。何てことないセーター何ですが。ものに対する価値観は人それぞれですよね。希少でも高価でもないものでも自分にとっては特別で思い入れのあるものもあります。
しかし執着しすぎるのもよくないなあ・・と老母を見ていて思います。棚の中で使うことなくホコリを被っているキッチン用具やダンボールに入っているたくさんの端切れ、開けることのないタンスの中には着ることのない古い衣類・・。まだまだあります。これらのものを捨てるのを強く拒みます。
来月からは無職なので時間はたっぷりできます。まず家の片づけをしたいと思っていますが、老母との攻防になるだろうな・・。しかし今回やらないと・・。
読んで下さりありがとうございます。