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日々の出来事 雑記

蛍の思い出とホタルブクロ

今日は休みで、午前中、歯医者に行きました。前回が6月3日だったので21日ぶりです。今日は根の治療をしましたが、治療中、何回か痛みが走りました・・。次回は7月14日以降。仕事のシフトがまだ分からないので後日、連絡することにしました。

もうすぐ6月も終わりになります。ふと今年は蛍を見に行っていないな、と思いました。数年前、近場に蛍がいると言われていた堰があり行ってみました。街灯もなく真っ暗な山裾に車を停めて下りると、暗闇にちらちらと小さな光が見えました。蛍でした。家の周辺に蛍はいないので、本当に蛍がいたことに感激して小さな光を見つめました。そのうち、そこここに光が浮き出てきました。そして気が付くと、たくさんの蛍が飛び交っていました・・。しばらくの間、蛍狩りを楽しみました。

後にも先にも、あんなにたくさんの蛍を見たのはこの時だけ・・。その後も毎年、6月、7月になると、その堰に行ってみたのですが、タイミングが悪いのか蛍を見ることはできませんでした・・。

蛍といえば、家の門を出たところの木陰に毎年、ホタルブクロが1本だけ咲きます。ホタルブクロの名前の由来は諸説あるようですが、由来の一つに子供たちが蛍を捕まえて、ホタルブクロの提灯のような花の中に入れて遊んだという説があります。その光景に憧れて、私も一度やってみたいなあ・・と思ったりします。

家の門を出たところのホタルブクロ。花は少し枯れてきています。7月まで咲いているでしょうか・・。

夕飯の時、ものを噛むと治療中の歯が痛みました・・。その歯と反対側で噛むようにしましたが、何だか食べずらかったです・・。夕食後、片づけを終えた8時半頃、夫と蛍を見に堰に行ってみることにしました。車は私が運転しました。途中、雨がぽつぽつと降り出し、堰に着いた頃にはザーザー降りになっていました。傘を差し外に出て、雨の降る暗闇をジッと見つめました。でも蛍は飛んでいませんでした・・。

また7月に来てみようと思いました。ホタルブクロの花を持って・・。

家の門を出たところのホタルブクロ。花は少し枯れてきています。7月まで咲いているでしょうか・・。

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日々の出来事

マツバボタンと老人達の願い

昨日の昼下がり、仕事から戻ると老母に「頼みがある」と言われました。何かと思ったら、庭にある鉢植えのマツバボタンが満開できれいだから写真を撮って欲しい、とのことでした。早速、花がすぼまないうちに写真を撮りました。マツバボタンは、毎年、鮮やかなピンクの花を咲かせます。老母は、肥料をやったり冬の間は藁をかけたりして大事にしています。いつから、このマツバボタンがあったのかは憶えていません。ずいぶん昔からあります。

しばらくして老母は近所の家に回覧板を持って行きました。背負いかごを背負って。何かを入れるためではなく、背負いかごを背負うと歩きやすいからです。杖より歩くのが楽なのだそうです。普段、出かける時は杖を使っていますが、近所の家に行くときは背負いかごです。老母は83歳ですが、シルバーカーは年寄りくさくて嫌なのだそうです。十分、年寄りだと思いますが・・。

七夕にはまだ早いですが、昨日、働いている介護老人施設で入所者の方に願い事を尋ねました。ある方は「朝昼晩、皆に挨拶出来て、仲良く過ごせれば私は十分・・」と言いました。願い事というか、今の生活に満足しているということでしょうね。足ることを知る方です。ある方は「自分の足で歩いてみたいね・・」と笑って何度も言いました。車椅子生活になって何年でしょうか・・?自分の足で歩くことは遠い夢です・・。歩けることのすばらしさをしみじみ思っている感じでした。また、ある方は「お金」と言いました。施設ではお金を使うことありません。お金そのものが欲しいというより、お金があれば自由に生活できる・・と思っているのかな・・と思いました。願い事もいろいろ・・。
老母にも願い事を聞いてみようかなと思いましたが、やめておきました。何となく、そんなことを聞くのは気恥ずかしい気がして・・。

しばらくして帰ってきた老母に、A4の用紙に印刷したマツバボタンの写真をあげました。実物より色がくすんでいましたが、老母は「きれいだね」と言い嬉しそうでした。マツバボタンが毎年、きれいに咲いてくれることは老母の願いの一つでしょうね。念願かなって今年もマツバボタンはきれいに咲いてくれました。

賑やかに咲いたマツバボタン
かしましい娘たちのような気がします

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