迷い猫を探すチラシを見かけることがあります。少し前にも他県から飼い主と一緒に来て迷子になってしまった17歳のオス猫のチラシを海の側の食堂で見ました。
オス猫が迷子になったのは1年ほど前。飼い主の方はきっと悔やまれて悲しい思いをしていることでしょう。このオス猫が見つかる可能性はかなり低いような気がして私も悲しい気持ちになりました。
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今、ウチには8匹の猫がいます。元々はシオ(12歳)とキナコ(9歳)の2匹だけでしたが2019年11月の終わり、野良猫の親子がウチにやって来ました。母猫はギンコ、子猫はギンタとムギです。
ギンタとムギはいつの間にか馴れて家の猫になりましたが生粋の野良猫のギンコはまったく馴れず、いつしかいなくなりました。でも周辺をうろついているのを見かけることはありました。
そして去年の4月、家の天井裏で野良猫が子猫を生んだらしいのに気付きました。どうしよう・・と悩んでいたら母猫が子猫4匹を連れて天井裏から物置に引っ越してきました。
母猫はギンコでした。子猫4匹は保護。引き取り手もなく、結局ウチで飼うことになりました。オカユとツクネとコハダとミソニです。(コハダは去年の8月に虹の橋を渡りました・・)
相変わらずギンコは警戒心が強く側によると威嚇するので触れることすらできませんでした。子猫たちはすぐに馴れましたが。
図らずも増殖する猫。しかし、これ以上、増えたら大変なことになると思い、去年の今頃、やっとこギンコを捕獲して避妊手術を行いました。
ギンコは今でも警戒心を持っていますが油断していることもあり、そういう時には背中にタッチすることもできるようになりました。不意打ちにびっくりして飛び跳ねて逃げますが、これでずい分と人に馴れたと思います。以前は触れることすらできませんでしたから。
でも、これ以上、人に馴れることはないでしょう。野良気質が抜けて100%家猫になることはギンコには無理です。それでも、ほぼ家の猫のようになりました。
そんなギンコが先週の金曜日からいなくなりました。ギンコは自由に外を駆け回っていますが毎日、家には帰ってきていました。
いなくなって2、3日はそのうち帰って来るのでは・・と思っていましたが5日を過ぎると何かあったに違いないと確信するようになりました。
事故に遭ったのか、トラバサミにかかったのか・・この猛暑で具合が悪くなったのか・・。沈む気持ち。
昨日の夜、”明日は休みなので周辺を探してみよう”と考えていたら外でなにやら物音がしました。何だろう?と思ったらギンコでした!
見た感じ元気そうでご飯も食べたので、とりあえずホッとしました。捕まえることが難しいギンコは具合が悪くなっても病院に連れて行くことはできないですから。
ギンコを撫でたり抱きかかえたりできるのは虹の橋を渡った後だろうな・・と思っていました。でもその時が近づいたらギンコはどこかに消えてしまうかもしれません。
ギンコには、まだまだ生き続けて、願わくば最期は家にいて欲しいのですが・・。
読んで下さりありがとうございます。