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思い出 雑記

反面教師になったビックリするくらいマズい米

以前はスーパーでお米を買っていました。でも去年のいつ頃だったか忘れましたが上司から「お米はどうしてます?ウチのお米買いませんか?」と言われました。

上司は兼業農家で介護施設で働きながら米や野菜を作って出荷しています。

とりあえず値段を聞いたらスーパーよりも安かったので付き合いも兼ねて買うことにしました。

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ところでウチにも田んぼがあり、数年前までは他所の田んぼを借りて米作りを専門にしている人が近場にいたのでウチの田んぼも作ってもらっていました。

作り手のない田んぼなので気持ちとしては”作ってもらっている”なのですが、一応、田んぼを貸している立場なので、その見返りとして米ができると何俵かを貰い受けていました。

そんなある年のこと、10年以上前になると思います。米を作ってくれている人がいつものようにできたお米を持ってきてくれたのですが・・。

そのお米を炊いて食べたら、いや~マズかった!ビックリするくらいマズかった!見た目も何だか美味しそうではなかったですね。

白米なんて取り立てて味のあるものではないと思っていて普段ご飯の味なんて気にしていなかったのですが、あまりにマズいご飯を食べて、ご飯にもちゃんと味があることを実感したのでした・・。

それにしても、なぜそんなにマズいお米だったかというと古米だったからだと思われます。しかも、かなり古い米。

新米と偽って残っていた古米を持ってきたのでしょう。嫌らしいことをするなあ・・と思いました。

でも先に書いた通り、気持ちとしては”作ってもらっている”なのです。

当時、老母は荒立てないようにと考えて、お米を何俵か貰う代わりに数万円を貰うことにしたのでした。米作りをしている人もそれで納得したようです。

それから月日が流れ、米作りをしていた人も80歳近くになり米作りを縮小することになり、ウチの田んぼからも手を引きました。

その後、田んぼを作ってくれる人はなく、ウチの田んぼは休耕田になりました。

衝撃的にマズい米を思い出すと、何事も誠実であらねば・・・という思いになります。反面教師ですね。でも長らく米作りに従事してくれたことには感謝です。

さて上司のお米ですが、食べてみたら美味しかったので、それからは継続して上司からお米を買っています。

読んで下さりありがとうございます。

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